環境負担軽減技術 実用化異例
3H-CRETE施工事例 3H-CRETEとは?
猿投高架橋 耐久性向上
“環境負荷を軽減できる高耐久性コンクリート”として採用されました。自己充填性が高いことから、施工性がよく、床版製作時のCO2排出量が低減されます。
PC版製作状況 PC版完成時 PC版架説状況
高い自己充填性
打込み時にバイブレーター不要
→PC版制作時のCO2排出量低減
工事名 平成15年度 東海環状 猿投高架橋入道地区床版工工事
発注者 国土交通省 中部地方整備局 名四国道事務所
工事場所 愛知県豊田市猿投町
構造様式 3径間連続非合成PC床版鋼箱桁
橋 長 上り 290.0m(P6〜P9)
下り 225.0m(P5〜P8)
支 間 上り 88.1m+112.0m+88.075m
下り 68.6m+86.0m+68.575m
幅 員 10.750m
名立橋 塩害対策
3H-CRETEは塩害地域でも使用されています。耐塩害性能が高いため施工後の補修・補強を減らすことが可能となり、環境負荷軽減が期待されます。
橋梁完成時
発注者 国土交通省 北陸地方整備局 高田工事事務所
工事場所 新潟県
構造形式 バイプレ方式2径間連続セグメント桁橋
橋 長 53.8m
幅 員 8.0m

高炉スラグの応用技術
木流川効架橋 塩害対策
3H-CRETEは高炉スラグ微粉末置換コンクリートとして応用することが可能です。リサイクル材料の有効活用とCO2排出量の低減に貢献します。
橋梁全景
工事名 北陸幹(糸・黒)、気流川B外4Cp製架他
発注者 (独)鉄道建設・運輸施設整備支援機構
鉄道本部 北陸新幹線 第二建設局
工事場所 富山県下新川郡朝日町
構造様式 ポストテンションPPC単純T桁橋
橋 長 25.0m
支 間 24.2m
幅 員 11.7m

橋梁以外の実績 耐久性向上 施工性向上
3H-CRETEは高炉スラグ微粉末置換コンクリートとして応用することが可能です。リサイクル材料の有効活用とCO2排出量の低減に貢献します。
プレテンション枕木
耐久性検証実験
凍結融解試験結果
真水、3%NaClともに、一般的な早強コンクリートに比べ、凍結融解抵抗性が高いという実験結果が出ています。
<試験概要>
試験方法:JIS A 1148 A法(ASTM C-666 A法)
供試体寸法:100mm×100mm×400mm 角柱供試体
凍結融解サイクル: 6サイクル/日、300サイクルまで真水および3%塩化ナトリウム水溶液にて実施。
凍結融解試験
塩分浸透試験結果
90日間の塩水浸漬実験の結果、一般的な早強コンクリートに比べ、3H-CRETEは塩分浸透性が低いという実験結果が出ています。
<試験概要>
3%の塩化ナトリウム水溶液に浸漬(90日)し、フルオレセインナトリウム硝酸銀発色法にて浸透深さを計測。
塩分浸透性試験
海洋暴露試験
海洋暴露前(撮影日:2008.3.6) 現在の暴露状況(撮影日:2008.11.13)
2008年3月6日より、(株)デイ・シイ川崎工場の浅野運河(汽水域)にて角柱供試体(100×100×400mm)合計28本の海洋暴露を開始しました。 海洋暴露を行っている角柱供試体の現在の様子となります。暴露開始から8ヶ月が経過した現在も、外観に全く異常は認められておりません。
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